銀行が趣味のブログ

とあることから、銀行がとても好きになっちゃいました。銀行に関する知識・愛を語っていければなと。※当方、銀行員ではありません。勤務経験もありません。

ナビダイヤル

前にコールセンターの話題を出しましたので、それつながりでもう1つ。みなさん、ナビダイヤルってご存知ですか?簡単に言えば、企業などが顧客対応用に用意する電話番号で、携帯電話の無料通話分などの適用が除外される、架電すれば必ず電話代が発生する電話番号です。コールセンターを全国各地に分散させている場合、1つの番号で全国各地の空いてる回線に飛ばせるという便利な機能を持っています。実はこの機能は普通にフリーダイヤルにもあり、要は受電を振り分ける機能はそのままで電話代を有料にしたものだと考えればいいと思います。

今現在、都市銀行地方銀行の問い合わせのためのコールセンターの電話番号は、ほとんどがフリーダイヤルで、まだナビダイヤルを問い合わせ電話番号として導入している銀行ほぼないと思います。ですが、ネット銀行ではすでにその波は始まっています。住信SBIネット銀行の問い合わせフリーダイヤルは携帯からは通じません。

お電話でのお問合せ | お問合せ・ご案内 | 住信SBIネット銀行

銀行の収益が軒並み低下している現在、問い合わせ番号をナビダイヤルに変えてくる銀行もこれから増えてくるのでは…と危惧しています。固定電話からならフリーダイヤルでも、携帯電話からはナビダイヤルというのも本当に多くなってきています。こうなった場合、電話せずにQ&Aを調べまくってもいいのですが(恐らく銀行側はそれを望んでいる)、どうしてもわからない場合は電話するしかありません。でも電話代は掛けたくない。そんなときに自分がどのように電話代を回避しているのかを、お伝えしようと思います。以下が自分の考えられうる回避方法です。(今回はリンクに銀行以外も多く含みます。)

  1. そばに小さな文字で表示してある東京03や050から始まる番号に架電。
  2. 「海外からはこちらから」で+81から始まる番号に架電。
  3. 03も050も+81もない場合、ネットで調べる。
  4. 調べても出ないときは、メールで「海外からの架電時はどうすればよいか」を質問。
  5. 必要最低限の時間のみナビダイヤルに掛けて、折り返しをお願いする。
  6. 固定電話からならフリーダイヤルにつながる場合、公衆電話から架電。

 

1番無料通話分があるのであれば、こちらに架電すれば電話代はかかりません。例えば上の住信SBIネット銀行のリンク。下に小さな文字で03-5363-7373と書かれています。このように大概小さな文字で書かれていますが、見逃すことはないでしょう。ただ050から始まっている番号へは、IP電話からしか受電できないようにしている企業もあります。ヤマト運輸がそうです。

サービスセンター一覧 | ヤマト運輸

ただ、ヤマト運輸は「音声通話定額制をお使いの方はこちら」と一般の電話番号を併記してくれているので、ほぼ問題はないでしょう。

 

2番:ほぼ1番と同じですが、国際電話用に+81の日本の国番号から表示しているものもあります。海外から日本に架電する場合、市外局番の最初の0をとって+81を加えれば、日本に架電できます。つまりその逆の操作、+81を取って0を加えれば普通の電話番号に戻るわけです。

お問い合わせ – PEACH SUPPORT

航空会社Peachの問い合わせナビダイヤルの下に+81-3-6731-9247とあります。これに逆の操作をすれば03-6731-9247となり、普通の電話番号となります。

 

3番:私はJCBの法人カードを持っているのですが、問い合わせ先が固定電話からのみ通じるフリーダイヤルとナビダイヤルが併記されています。もうこのパターン、おなじみですよね…

JCB法人デスク | 法人カードなら、JCBカード

そこで、このサイトを紹介します。

denwabango.com

ここで調べると、携帯電話からも通じるフリーダイヤルが載っています(具体的に番号を公開するのはやめておきますが)。このサイト、けっこう使えます。良かったら使ってみてください。

 

4番GMOあおぞらネット銀行の問い合わせ画面は、清々しいほどにナビダイヤルのオンパレードです(笑)

お電話でのお問い合わせ | お客さまサポート | GMOあおぞらネット銀行

フォーム画面で「海外からはナビダイヤルは架電不可なので、どうすればいいですか?」と質問し、教えてもらった電話番号に2番の方法で架電できるかもしれません。企業がナビダイヤルを契約する際は、必ず03などから始まる元番号が必要となります。ナビダイヤルの番号だけを取得するのは不可能なので、その番号を教えてもらえる可能性もゼロではないと思います。ですが可能性はあまり高くないと思います。悪しからず。追記:ここのコールセンターの番号は03-6865-1487とのことです。

 

5番:文字通りです。ですが、もちろん折り返しを断られることだってあり得ます。また企業によっては、折り返しの電話を予約するシステムを導入しているところもあります。ニトリを例に挙げます。ニトリも例に漏れず、固定電話からしかフリーダイヤルは通じません。03も050も+81もありません。

www.nitori.co.jp

事前にあらかたの問い合わせ内容を送信しておいて、折り返し電話で詳細な説明をしてもらうというシステムです。この方法は画期的で、自分としてはもっと広まって欲しいと思うシステムです。

さらにJCBの場合、海外からの架電の場合でも折り返ししてくださるらしく、問い合わせに即答できない場合、「何時ごろならご都合がよろしいですか?」と時間指定までして折り返しをお願いできるとのことです。ただこの場合、時差に注意しましょう。JCB側で時差を調べることもできるでしょうが、事前に時差を計算したうえで「日本時間で〇時にお願いします。」と伝えられればスマートですね。ちなみに海外からのコレクトコールでも受電しますとのこと。さすが日本の国際ブランド。この話を聞いたときは、JCBのサービスの良さに感激し、更にJCBが好きになりました。ソニー銀行にも同様のサービスがあるようです。

faq.moneykit.net

 

6番:これも文字通り。固定電話からならフリーダイヤルが通じ、03も050も+81も併記がなく、メールで問い合わせる時間もないし、1秒たりともナビダイヤルに掛けたくない場合はこうするしかありませんよね。偶然近くに公衆電話の設置があり、1度だけしたことがあります。

よくあるご質問・お電話でのお問い合わせ - 日本郵便

誤配達がありどこに掛ければいいかわからなかったので、公衆電話からここに掛けました。誤配達ということは、本来の受取人が受け取れていないという状況だったので、急いだ方がいいと思い、架電したことがあります。近くに公衆電話があって良かった…(日本郵便のコールセンターは沖縄にあると聞きました。実際に架電したとき、沖縄によくある名字の方が受電したのを覚えています。)

 

番外編ヤマト運輸には、英語と中国語のホームページがあります。その中の再配達のページに、携帯電話からつながるフリーダイヤルがあります。

www.kuronekoyamato.co.jp

www.kuronekoyamato.co.jp

英語または中国語が堪能な方、試してみてはいかがでしょうか。

 

以上、自分がナビダイヤルを避けるいろいろな手法でした。 自分としてはナビダイヤルは広まって欲しくありません。フリーダイヤルじゃなくていいので、せめて03からの番号をと思うのは、多分自分だけではないはず。問い合わせのコールセンターは顧客と企業をつなぐ大切な接点です。銀行をはじめ、種々の企業がこの大切な接点をどのように変化させていくのか、はたまた変化させないでそのままにしておくのか、これからの動向が注目されます。